タイ古式マッサージ

タイ古式マッサージ

バンコク式とチェンマイ式。2つのタイ古式マッサージの違い

タイ古式マッサージを受ける中で気付くことがあります。
それは、お店によってその施術方法が異なるということです。
この違いは、お店によるスタイルの違いもさることながら、実はタイ古式マッサージにはいくつかの流派が存在することに起因します。
その中でも主要な2つの流派である「バンコク式」「チェンマイ式」について、本記事ではこれら二つの流派の特徴や違いについて、分かりやすく解説します。

バンコク式とは

タイ古式マッサージの南部式のスタイルで、ワット・ポースタイルとも呼ばれます。
ロイヤルマッサージとして、位の高い人に行なっても失礼がないよう、手技が多く使われ、位の高い人には身体を密着はできず、施術中に汗が垂れることがあってはなりませんから腕を伸ばして相手から身体をできるだけ離してでもできる技「指圧」が中心のスタイルとなりました。
バンコクスタイルには、中国のつぼ指圧の手技がたくさん残っていて約100種類の技があるとされています。

チェンマイ式とは

タイ古式マッサージの北部式のスタイルで、ランナースタイルとも呼ばれます。
民間で行なわれていたタイ古式マッサージそのままのスタイル、インドヨガの影響を多く受けた影響で、相手の身体をまたいだり、時には足裏踏んだり乗ったりするなどバリエーション豊富な技が特徴です。
チェンマイ式はタイ古式マッサージの元々の形に非常に近く、手数も約200種類があると言われています。
施術者と、タイ古式マッサージを受ける人との身体の組み合わせによって互いにストレッチを行う技が数多くあります。

バンコク式とチェンマイ式の違い

バンコク式とチェンマイ式の違いとして、その施術スタイルが挙げられます。
イメージしやすいように説明をすると、いわゆる日本式の「指圧」に近いようなスタイルがバンコク式、「ストレッチ」に近いようなスタイルがチェンマイ式です。
もちろん、どちらもタイ古式マッサージとして非常に長い歴史があり、優劣があるものではありません。
日本におけるタイ古式マッサージ店でも、バンコク式のスタイルが色濃く残ったお店もあれば、チェンマイ式のスタイルを重視したお店もあります。

まとめ

タイ古式マッサージには、「バンコク式」「チェンマイ式」と呼ばれる2つのスタイルがあることを解説しました。
もともとは大きな差があったこの二つのスタイルですが、現在では互いに互いの流派の技を取り入れるなどして、本場タイでもその差は少なくなってきているとも言われています。

お店によっては「バンコク式」「チェンマイ式」の特徴を前面に打ち出しているお店もあるので、このような特徴からお店を探してみるのもおもしろいかもしれませんね。

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